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看護学科

看護学科トピックス

月例集会
2017-05-15
 看護学科専門課程では、毎月、月例集会を行っています。各学年からの目標、反省等のまとめ発表や、各先生方からの話があります。
 
●4月の月例集会では、看護学科教頭より話がありました。
・それぞれの学年とも、昨年度の看護学科1年間での大きな成長
・専門課程2年間の重み
・更なる成長のための「規範意識」の向上
 
●5月の月例集会では、看護学科主幹より「今の幸せに気づく」の話がありました。
以下に話の内容を掲載します。
 
いまの幸せに気づく(看護学科主幹の話)
 1991年の秋、台風が次々に上陸して、青森県のリンゴが9割も落ちてしまったことがありました。作ったリンゴの9割が売れない。リンゴ農家の人たちは肩を落として嘆き悲しみました。
 しかし、嘆き悲しまなかった人がいました。「大丈夫! 大丈夫!」と言った人がいたそうです。  なぜ、大丈夫と考えたのでしょうか?
 その人は、落ちたりんごより、落ちなかったリンゴに「意識」を置いたのです。なんと、落ちなかったリンゴを「落ちないリンゴ」の名前で受験生に売り出したそうです。なんと、1個千円で。すると、値段が高いにも関わらず、縁起物として、飛ぶように売れたということでした。受験生も「絶対に落ちない」と、落ちなかったリンゴに願をかけて、とても喜んで食べたそうです。こうして、農家の人も助かり、買う方にも喜びが生まれ「台風のもたらした縁起のよいりんご」は「実話」として、日本列島を駆け巡りました。
 このように、どんな出来事にもプラスに見える部分とマイナスに見える部分があります。マイナスとプラス・・どっちを見たほうが人生は楽しくなりますか?  先ほどのリンゴ園の農家の方は、下に落ちた9割のリンゴに嘆き悲しむことより、「落ちなかった1割のリンゴ」を意識して見ていたのです。
 マイナスに見えるいろいろな出来事の中にも、必ず、プラスはあると思います。大切なことは、あなた自身の心の持ち方です。とらえ方次第なのです。
 漫画のドラえもんを知っていますね。こんなお話しがあります。「嫌な人を消せるスイッチを使って、のび太は次々に周りの人を消していきます。ついには、のび太ひとりしか世界にはいなくなってしまいました。すると、最初はあんなに楽しかった のび太ですが、次第にひとりでは生きていけないことを悟り、寂しがり、悲しみます。そして、世界が元に戻ったあと、のび太はこう言いました。「周りが、うるさいということは、楽しいね。」と満面の笑顔でした。周りがうるさい中にも、楽しいことを見出せるものです。  
 
つまり、どんなことにも、プラスとマイナスがり、自分の心次第で、人生は変えることができるのです。今の自分のいる場所を「しんどい・辛い・嫌だ」と思うか、「未来のため・成長のため、幸せをつかむためがんばろう」と思うか・・・。親や先生の注意を「うるさい・ほっといて」ととるか、「言ってくれるから頑張れる・言ってくれたからここまで来られた」と思うか・・・
目の前のことをプラスとマイナスととるか、人生は全く違ってくるのです。
 有名な句をご紹介します。 鳴かないホトトギスに向けての句です。
「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」  織田信長
   「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」  豊臣秀吉
   「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」  徳川家康
 これに対して、芸人の萩本欽一さんはこう言っていました。
「鳴かぬなら 静かでいいよ ホトトギス」
 そうですね。鳴かないことにも、幸せを見いだせるのです。幸せを感じるかどうかは、起きる出来事が決めるのではなく、環境が決めるのでもないのです。
幸せや良さを決めるのは、私たちの心なのですね。皆さん一人ひとりの心が決めるのです。あなた方のとらえかた方しだいで、幸せになるのです。
 
 おわりに、
私は、新婚時代が、最高に豊かな気持ちで幸せな時間を過ごしていたことを思い出します。  それは、なぜだと思いますか?  それは、たぶん・・家具や電気器具・・隣づきあい・・・・何もなかったからではないかと、今は回答したいです。 何もなかったから、1つ1つ揃えていくことで、更なる目標とか、充実感や満足感とかを得て、喜びの気持ちが芽生え、幸せを見出していったのではないかと考えています。
 自分のとらえ方次第で人生が変わることを伝えて、お話を閉じます。
学校法人吉用学園 柳ヶ浦高等学校
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