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看護学科

看護学科トピックス

看護学科3年生実習反省会
2021-06-14

看護学科3年生の5週間(5/11(月)~6/11(金))の実習が終わりました。コロナ禍の中、本年度も校内での実習となり、多くの工夫をして計画を組みました。看護学科2年生や専門課程(専攻科)との連携により、4部屋を3年生の専用の場として校内実習をすることが出来ました。実習の反省会では、多くの成果があった発表となりました。各発表の後、副校長先生、教頭先生、主任、担当の先生から言葉がありました。特に、副校長先生から「今まで長く看護に携わってきた経験から、これからはもっと多くの難しい場面に出くわします。この実習で得たことを糧に頑張ってください。」との言葉がありました。反省会の最後には、「実際に病院に行き自分たちの目で現場を見られないため、不安を抱えて始まりましたが、多くのことを学びました。そのことを実習が終わった後にいかにどう意識して繋げていくかが大切だと思います。」との代表生徒による「まとめの言葉」がありました。

○代表生徒の「まとめの言葉」(全文)

昨年に引き続きコロナ感染防止のため校内実習となり、実際に病院に行き自分たちの目で現場を見られない、患者様とのコミュニケーションをとれないというとても不安な気持ちや様々な葛藤を抱いたまま、私たち18期生は今回の実習のスタートをきりました。2年前入学して間もない自分たちが目を輝かせて見ていた先輩方の戴帽式を、今年は自分たちが主催となって後輩たちに見せる立場になっているという時間の速さを実感した人もたくさんいるのではないでしょうか。戴帽式を終え休む時間もなく実習が始まり、今まで考えたこともないような詰まったスケジュールと経験したことのない莫大な課題の量、病院ではないという緩みから緊張した空気作りと気持ちの切り替えが難しい環境、毎日16時30分にしか終わらない長い長い実習時間、また実習期間だからこそ生徒同士の人間関係のなかで普段では分からない様々な一面を目の当たりにする場面もあったことだと思います。実習が終わろうとしている今、皆さん一度自分のこの5週間を振り返ってください。成長したなと思うことや、もっとこうすれば良かったと後悔する人、それぞれ振り返れば振り返るほどたくさんあると思います。そのたくさんある思いを実習が終わった後にいかにどう意識して繋げていくかが私は大切だと思います。私自身も今回の実習を終わるにあたり、一つ大きく学んだことがあります。それは、自分の主観的な考えで判断や発言する前に、一度相手の立場になって客観的に考えることにより自分の考えとは違う考え方を知ることができるということです。当たり前のことを当たり前のようにできなくなっている今のコロナ渦の状態の中だからこそ、自分たちが将来医療従事者になった時に、相手に何ができるのか、どんな声かけを行うべきかを校内実習でたくさん考えることができました。私たち18期生の高校生活での実習は終了となります。3年間のうち1度しか病院での実習を行えていない不安は全員が同じであり、今後もコロナがいつ終息するかはだれにも分かりません。習得したことが「実習中だけ」と言われないように、また自分たちがそうならないよいに、時間を大切にし自分が何のためにここにいるかをよく考え生徒同士での声かけや良い雰囲気が作れるようにケジメをつけて頑張りましょう。看護の先生方たくさんのご指導とご助言ありがとうございました。これでまとめの言葉を終わります。

学校法人吉用学園 柳ヶ浦高等学校
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